天正元年(1573)の書・「一歩記」に、「都倉村三十家ばかり都倉藤五郎より今に相続せり」とあって、昔、都倉藤五郎という人が住んでいたことに由来するようであるが、起源ははっきりしない。


西徳寺(浄土真宗本願寺派) 飾磨区都倉1丁目80
 元は英賀本徳寺の一道場として英賀中浜にあったが、永正13年(1516)、この地に移った。

三輪・白玉稲荷社祭り 飾磨区都倉1丁目60(古くは、2丁目116先)
 春の初午と夏(7月14日)の例祭。戦前は、俄狂言、浪曲等の演者を招致して、派手にやっていたが、戦局がすすみ、昭和15年(1940)からは神事のみとなった。現在は、校区内の祭り関係者を招待し、模擬店、総踊り、福引き等を町内全会員で行っている。

三輪・白玉稲荷社

中島真鶴家住宅  飾磨区都倉1丁目10番地
旧姫路城下と飾磨津町を結ぶ飾磨街道に沿う町家である。当家住宅は、外観はほとんど改造がなく当初の状態がよく維持されている。調査により、主屋は、間口約3間半、奥行約5間半で、間取りの基本は「一列三間取り」であることがわかった。建築年代は、記録がないものの、家屋形式等から明治前期のようである。

中島真鶴家住宅